札幌舞踊会 定期公演 バレエ「コッペリア」全幕

2013.9.17 ニトリ文化ホール

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 SAPPORO BUYOKAI
「Coppelia」

フランツ:遅沢佑介&コッペリウス:坂本登喜彦
郷 翠 &坂本登喜彦
 スワニルダの郷翠は長身、恵まれたスタイルでジャンプ力にも優れ、とくにグラン・パ・デ・シャは超一級。

演技的にもとくに第2幕では、ベテラン坂本登喜彦のコッペリウスによく対抗、興に乗ってはしゃぎ過ぎてコッペリウスを悲しませ、そこでふとわれに帰り、申し訳ないという気持ちをもつところなどよく表現。さらに経験を積めばよいバレリーナになるでしょう。

フランツの遅沢佑介は、持ち前の悠々たる演技、技術的にも好調、しっかり芯としての役を果たしました。身体的も郷のよい相手役。

 コッペリウスの坂本は、役をとおして作品を表現する能力は抜群、ここでも浮世離れした老人の演技の見せ場をしっかり設定、その片鱗をみせました。