(社)日本バレエ協会
第20回ヤング・バレエ・フェスティバル


2009.1.30 ゆうぽうとホール

2of 2
JAPAN BALLET ASSOCIATION
「YOUNG BALLET FESTIVAL」

卒業舞踏会

 原振付:D.リシーン
再振付:D.ロング
音楽:J.シュトラウス
編曲:A.ドラティ
 指導:早川恵美子
バレエ・ミストレス:竹内祥世
監修:橋浦 勇

最後を締めくくった「卒業舞踏会」はこの公演の最後を締めくくる作品であり一つの名物といえるダビッド・リシーンによる作品だ。寄宿女子学校の大広間では士官学校の候補生を招いて卒業生のための舞踏会が催される。女学院校長(堀登)と学生達、そこへ老将軍(坂本登喜彦)に率いられて現われる士官たちと女学院の卒業生たちの世界をコミカルに描写した作品である。
鼓手:三木 雄馬
舞踏会 が盛り上がってくると、鼓手(三木雄馬)が現われきびきびとした芸をみせる。その技が一際冴えたかと思えば、今度は窓の外から妖精のラ・シルフィード(福井かおり)とスコットランド人(後藤和雄)が登場。叙情的な表現を場面いっぱいに繰り広げる。
ラ・シルフィード:福井かおり&スコットランド人:後藤 和雄
即興第1ソロ:宮崎たま子
STAFF

照明:中澤幸子/足立恒
美術:牧野良三
舞台監督:菰方伸明
音響:中村 基

指揮:福田一雄
演奏:東京ニューフィルハーモニック管弦楽団
マネージメント:インターミューズ・トーキョウ
製作:(社)日本バレエ協会
即興第2ソロ:西川知佳子
フェッテ競争:武田 沙羅/杉山 周子
無窮動:鈴木久美子/沖田 貴士
 遠藤 彩花/藤井 紫乃/圓札 茉由
この作品は即興ソロやフェッテ競争(杉山周子・武田沙羅)のような見せ場も多く盛り込まれている。ベテラン堀と坂本がコミカルに描く熟年愛も見逃せない。めぐるましく展開していくユーモア溢れる舞踏会と繰り広げられる人間模様はいつみても飽きない心温まる情景だ。

 100年に一度の不況の中とはいえバレエもグローバリゼーションや情報化を経ながら変化してきている。2010年代以後のバレエ界を大きく担っていくことになるこれからの新人たちの感性の息吹を感じることが出来た公演だった。

2009.1.30 ゆうぽうとホール所見

舞踊批評家 吉田悠樹彦

卒業舞踏会 女学院長:堀 登
老将軍:坂本登喜彦
西川知佳子/澤井 秀幸/宮崎たま子/村山 亮