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Sapporo Buyoukai NUTCRACKER
花のワルツのソロを教師が踊るのも重要ポイント。この花のワルツによって、ステキな女性へのクララの憧れが一層膨らみ、次のグラン・パ・ド・ドゥでの、大人の女性への変身に繋がるのではないだろうか。古典版だと、なぜ突然子供のクララが大人の女性になって王子様とパ・ド・ドゥを踊るのか、なかなか説明がつかないところ。しかし、坂本版では、クララが抱いた憧れの具現化としてきちんと描かれているので、納得がいく。
舞踊批評家:もりやま みか