2of 2 NEO BALLET
さらに「牧神の午後」(西島振付)では中村誠がバレエの長い伝統との相克の中で現代的な作風を模索し煩悶する1ダンサーの肉体と自意識の姿を描くことで、現代日本の舞踊家の目からみた風景とバレエ史の革新の姿を重ねてみせるなど、現代とバレエリュス、そしてバレエと現代の接点を模索する試みが行われた。
2009.9.21 彩の国さいたま芸術劇場大ホール マチネ所見
舞踊批評家 よしだゆきひこ