札幌舞踊会 Xmas公演
バレエ「シンデレラ」全2幕
2010.12.5 ニトリ文化ホール
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1of 3
SAPPRO BUYOUKAI
CINDERELLA
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シンデレラ(子役):小倉友梨香&シンデレラの実母:深谷優子
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19世紀初頭あたりから数多くの「「シンデレラ」がバレエ化されてきましたが、今日よく上演されるのはアシュトン版かセルゲイエフ版、またはそれを元にした誰それの新演出(これは無数にあります)というものです。今回の「シンデレラ」は同じプロコフィエフの曲を少し組み替えた坂本登喜彦による全くのオリジナル作品です。 |
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シンデレラ:飯田朝世
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三姉妹:山本佳奈、林 香織、郷 翠
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意地悪な姉たちにこき使われても、心優しいヒロイン(飯田朝世)は素敵な王子(ガエル・ランビオット)と出会い幸せになるという物語の筋は従来のままですが、登場人物に特徴があります。父親と継母がいなくて、意地悪な姉が3人(林香織、山本佳奈、郷??)になっています。 |
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ダンス教師:西野隼人
踊り子:梶原千佳、道場文香
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シンデレラを助ける仙女(藤岡綾子)のお付きのようにいつもまわりにいるのが「幸福への案内人」(梶谷拓郎)と「時の精」(内田朱音)です。この二人は時の経過だけでなく、仙女が与えてくれた夢の世界と現実を行き来するヒロインの精神世界に寄り添って幸せの国へと導いて行きます。 |
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時の精:内田朱音、仙女:藤岡綾子、幸福への案内人:梶谷拓郎
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冒頭にシンデレラの少女時代(小倉友梨香)の母親(深谷優子)との幸せな思い出が描かれ、この短く静かな場面がのちに仙女の登場の場面に同じ雰囲気で思い出させる効果があり、ヒロインの人格形成に与えた母親の影響、守護を巧みに暗示しています。
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シンデレラ:飯田朝世
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四季の精〈春〉:堀 真綾、氏家寧音、古東ひかる、中村天音、蝦名咲彩、松田菜々花
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一幕は舞踏会に出席する準備で大騒ぎしている姉たちを中心に描かれます。姉たちの召使のようなシンデレラは、従来は仕立て屋やダンス教師との派手なやり取りを後ろで見ているだけという演出が多いのですが、このシンデレラはダンスの練習に四苦八苦する姉たちを尻目に、隅っこでそっと真似て踊っています。決してうじうじせず、音楽や踊りにも素質のある明るい娘である事がわかります。 |
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四季の精〈夏〉:田中綾、横岡諒
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内田朱音
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通常、姉たちの意地悪はマイムや演技に頼りがちですが、坂本版では、しっかりトゥシューズで踊らせ、舞踊力による表現を追求したところに振付の力とバレエ作家の高い志しが見て取れます。その振付に応えるダンサーの水準あってこそ快調に運んだ一幕でした。それは季節の特質を表現した四季の精たち、とりわけ大人たちの他の季節に伍して春の精を踊った中学生たちは、若葉が芽吹く季節の美しさがそのまま表現され、大健闘でした。 |
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四季の精〈秋〉:梶原千佳、松野紗季、道場文香
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梶谷拓郎&飯田朝世
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四季の精〈冬〉:倉岡千穂、長原綾子、神島百合香、小池栞穂、宮本莉歩、清水眞子
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