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曲/プロコフィエフ ポール・サイモン
演出・振付/篠原聖一
作品は3つ。東京中心に広く全国で活躍している篠原聖一、現在神戸女学院大学教授で海外経験も長い島崎徹。そして山本隆之はじめ多くの男性ダンサーを育て、振付にも独特の才能を示している大阪の矢上恵子の3人で、昨年と同じ顔触れ。
音楽はマリンバのミニマル調で始まるポール・サイモン、緩急自在のプロコフィエフのピアノコンチェルトで場の雰囲気を作り、ダンサーたちもよくそれに乗っていました。
タイトル(糸)からも芥川龍之介の『蜘蛛の糸』によっていることが分かりますが、ここではあまり深い意味を追求するより、仕草やダンスの面白さに重点をおかれており、公演の意図からは成功でした。