「サーカス・サーカス」
上田遙さんの「翼の見る夢 Vol.3」の稽古場におじゃましました。「翼の見る夢 Vol.3」は 西島千博さんが天使役で登場するおなじみのシリーズですが、今回はそれだけではありません。

「サーカス・サーカス」「Beat Generation」との豪華3本立てです。ダンス・スクエアが注目するのは東京シティ・バレエ団出身の 穴吹淳さん!リハーサル後、インタビューに快く応えていただきました。

上田樹
音楽/作曲:宮川彬良
ダンス・スクエア:「サーカス・サーカス」の主演ですね。上田遙作品には初めて参加されたようですがかなりハードな振付ですね。
穴吹淳さん_「正直言ってキツイです」(笑)(短い曲に)振りが詰まっていてリズムが早いので(身体に)染みこませるのに時間がかかっています。

染みこんだ頃に振りが変わることは?(笑)
_よくあります。でもそれが嫌じゃない。むしろ、これこそ私が求めていたものだと(拍手)
児玉麗奈&穴吹淳
恋の始まりがあって、ライバルが現れて......。遙ワールド満載ですが苦労したところは?
_ここまで感情変化や起伏のある役は初めてです。

東京シティ・バレエ団で王子もキャラクティールも踊れるダンサーとして活躍してきた 淳さんとも思えないセリフです。
_「バレエよりも大げさに分かりやすく演じてそれでいてイヤらしくならないように!」と初めて指摘されることばかりで、“動きと表現の強弱”をどのように演じ分ければ良いものか今悩んでいます。

初日が10/11(土)です。キツイ1ヶ月になりそうですね。
_がんばります。もっともっと成長しなければいけません。
「翼の見る夢 Vol.3」

主演の西島千博さんヒロインの 橘るみさんにお聞きします。お二人が組むのは初めてですか?
西島さん_イエ、前回の Vol.2でも“生き別れの兄妹役”で共演しています。

あ、そうでした。作曲家の兄がバレリーナを目指していた妹の夢を自分の曲に託し、作り終えた時に再会を果たすストーリーですね。

http://www.ballet.ne.jp/square/hstw1.html

橘るみ&清水フミヒト
西島千博
こんどは盲目の少女(橘るみさん)とのラブストーリーですが、どうしてもチャップリンの「街の灯」を思い浮かべてしまいます。

るみさん_ そうですね。遙さんには「闇の中でも豊かな感情表現で!」と指導されました。戦争ですさんだ少女の感情を描くことで“平和へのメッセージ”を訴えたいと思っています。

天使が特定の個人に恋してその人だけの幸せを願うという解釈でよろしいですか?
西島さん _はい。オキテ破りです。(笑)だから願いがかなった時に死ななければならないのです。

え!主人公が!天使が死ぬんですか?まさか「翼の見る夢 Vol.3」で終わりですか?
西島さん _生き返ります(爆) そこで初めて天使になった理由が明かされます。

出会い&死ときたら次は別れでしょうか。純愛ドラマですね。
西島さん _「ロミオとジュリエット」の感覚を今思い出しています。

あ、忘れていました。ご結婚おめでとうございます。(爆)
西島さん _ありがとうございます。