2017都民芸術フェスティバル参加公演
(公社)日本バレエ協会
「ラ・バヤデール」全幕
2017.1.21&22 東京文化会館大ホール

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Japan Ballet Association
La Bayadere

マグダヴェア(修行者の頭):小山 憲
マグダヴェア:土方一生
マグダヴェア:中弥智博

山野博大の電脳バレエ横丁徘徊

 2017都民芸術フェスティバルで日本バレエ協会が『ラ・バヤデール』の全幕を上演した。
 演出・振付は、法村牧緒が担当した。彼は自身主宰する法村友井バレエ団で、このロシア生まれの作品に長く関わっており、最適任と言ってよい。補助役に法村友井バレエ団で指導役にある杉山聡美がつき、さらにバレエ・ミストレスとして、小林紀子バレエ・シアター、新国立劇場バレエ団で踊った楠元郁子、松山バレエ団、スターダンサーズ・バレエ団などで踊った佐藤真左美、新国立劇場バレエ団などで踊った千歳美香子が加わり、演出・振付陣は万全の構えだった。
ニキヤ:長田佳世
ニキヤ:瀬島五月
バラモンの高僧:マイレン・トレウバエフ&長田佳世
ニキヤ:酒井はな& ソロル:浅田良和
橋本直樹& 長田佳世
瀬島五月& 芳賀 望
バラモンの高僧:小林寛太
ガムザッティ:堀口 純& ドゥグマンタ:本多実男
 法村友井バレエ団は、1967年の創立30周年記念公演で、スラミフ・メッセレルの振付により『バヤデルカ』の『幻影の場』を日本で初めて上演し、ソロルの役を法村牧緒が踊った。そして1986年11月6日、プティパ作品を研究した法村牧緒の振付によりエピローグ付き全幕版の日本初演を行った。この版には最後に神殿が崩壊する屋台崩しのシーンが再現されていた。

 1877年2月4日、サンクトペテルブルクのボリショイ劇場で、プティパの振付で初演された『バヤデルカ』は、最後の屋台崩しが大きな見せ場だった。しかし上演の難しさもあって、ここはカットされることが多かった。しかし法村友井バレエ団は、昨年10月の大阪フェスティバルホールでの上演の際にもユーリー・ペトゥホフの振付によりこの場面を上演しており、今回の法村牧緒演出の日本バレエ協会公演でも新しい舞台操作の工夫を加えてそれを見せ場とした。

ベールの踊り:中村彩子、岡崎弓佳
ベールの踊り:坂本菜々、宮川果穂
ベールの踊り:渡辺 幸、金海怜香
浅田良和/堀口 純/本多実男/酒井はな/輪島拓也
輪島拓也&長田佳世
馬場 彩/鈴木裕子/長田佳世